■福祉・介護業界について

私は今から数十年前、まったく別業界から、この福祉・介護業界に入ってきました。 私のいる岐阜県には有料老人ホームをはじめ、特別養護老人ホームや老健、デイサービスなど多くの高齢者向けの施設があります。これらの施設の運営に関して、ビジネスとボランティアとの垣根があまりない業界と感じました。ビジネスとして利益を追求するのではなく、あくまで奉仕・ボランティアでなければ、いけないという風潮です。 異業種から参入してきた私からすれば、そこには違和感がありました。

その方法として、ただサービスに対して高額な金額を頂くというのではなく、お客様が喜んで頂いて「これならば価値がある」「このサービスならこの金額でも納得できる」と感じて頂くものでなければなりません。 払える金額には限りがありますが、「これなら払ってもいい、逆にもっと料金をだしてもいい！」そう思って頂ける施設を作りたいというのがはじまりでした。

もちろん有料老人ホームだけでなくデイサービスについても同じ思いです。 ベースにあるのは、入居者様・利用者様、さらにはそのご家族が納得して喜んで いただける施設を作っていただくために運営しています。

■YUKARI長住について

岐阜市の有料老人ホーム「YUKARI長住」はユタカメディカシステムズにとってはデイサービスからはじまり、5つ目の施設となります。 「YUKARI長住」につきましては、これまで建ててきた施設より「1ランク上質の施設」にしようとゆう想いがあり、作りました。 岐阜駅前という立地は岐阜県内だけでなく、愛知県・名古屋市をも商圏として視野に入れております。さらには東京をも商圏として考えております。

現在の鉄道網、さらには今後のリニア鉄道の開通を考慮すれば決しておかしい考えではありません。この岐阜だけからの入居者をターゲットにしているわけではなく、名古屋・東京より、この施設のサービスの質にご納得頂ける方に来て頂けると思っています。また岐阜という立地は他県とくらべるとやや閉鎖的と言われることがあります。 だからこそ岐阜から東京など、都会に進学・就職など出たいという方は決して少なくないのが実情です。だからこそ、やがて高齢になり地元に戻る、という意味では岐阜というのはいい場所といえます。そのためには自身はもちろん、家族などが遠方から来るのにも駅がないと不便でしょう。だから駅も近い。そして価値があるものにしよう、というのが「YUKARI長住」のコンセプトです。

長住細部へのこだわり

　前述したとおり、「YUKARI長住」は「1ランク上質の施設」を目指して作りました。
立地・サービスだけでなく、細かなところまでこだわりがあります。
例えば、見学いただくと実感できますが、共用部分の床にもカーペットが敷いてあります。汚れることや掃除することを考慮すれば、カーペットを敷かない施設も多いでしょう。ですがカーペットを敷くことでホテルのような空間を演出し、ワンランク上の生活を楽しんで頂けようこだわっています。

入居したら「生活の質が下がった」と感じてしまうより、「生活の質が上がった」と感じて頂きたい、という想いがあるからです。 またスタッフの中では「ラウンジ」と呼んでいますが、「YUKARI長住」の2,3階南側のスペースがあります。入居用の部屋も作れる広さがありますが、あえてこのラウンジを作りました。ラウンジにはテレビ・ソファ・机があり誰でも使えるスペースで、休息や談笑などに使うことができる空間です。もちろん入居者様に使って頂くのは当然ですが、その入居者様の家族や知り合いがお越し頂いた時にも使って頂けます。 このスペースでのひと時を愉しみながら「○○さん、いい施設に入ったね」と言っていただきステータスとして感じていただけるような設えにしました。 玄関にもこだわりがあります。普通玄関から入ると、すぐエレベーターがありがちですが、壁をタイル張りにしてこちらもホテルのようなデザインになっております。

■これから探す方へのメッセージ

是非、他の施設を先に見て頂いて、最後にじっくりこの「YUKARI長住」を見学してほしい。そして比較してください。 「YUKARI長住」は価値あるものを目指して作りました。 だから最後に見学して頂き、金額と内容を比較して頂ければ、「YUKARI長住」の良さを納得して頂けるはずです。

ユタカメディカシステムズではデイサービスはあるが、有料老人ホームがないエリアがあります。通っている方がデイサービスを卒業された時、ご案内できるホームがないのが現状です。卒業しても「そちらのサービスを受けたい」とありがたいお言葉を頂くこともあります。そういう方々のためにも有料老人ホームを作っていきます。

これからも施設を探される高齢者の皆様に「ゆかりの郷さん・YUKARIさんに入りたい」と言って頂ける施設づくり、施設運営を進めていきます。